「カウンター下の収納スペース」は、非常によく使うものです。食器棚として使われることもあるもので、サイズやデザインも多岐に及んでおり、インテリア家具としての側面も持っています。
ここではこの「カウンター下の収納スペース」を取り上げて、その種類や選択の方法、個々の暮らしに対応しやすい種類について解説していきます。
カウンター下の収納スペース、4つのタイプ~引き出しタイプから解説
https://pixabay.com/ja/
カウンター下の収納スペースの収納スペースには、4つのタイプがあります。
・引き出しタイプ
・開き戸タイプ
・引き戸タイプ
・オープンタイプ
それぞれ見ていきましょう。まずは引き出しタイプからです。
引き出しタイプ
引き出し式になっていて、手前に引くことで物の収納が可能になるタイプです。
このタイプの場合、「何が入っているか」が可視化しやすく、使いやすいのが特徴です。腰をかがめる回数も減らせるため、体に負担がかかりにくいのも大きな特徴だといえるでしょう。カウンター下の収納スペースは身長の高さに合わせて作られていることもあり、引き出しタイプならば無理なくものの出し入れができます。
また、カウンタートップとボードの相性を考えて選べるため、インテリア性も高くなります。
現在では多くのショップが扱っている形式であり、日本でも多くの人がこれを選んでいます。
半面、このタイプの場合は、「引き出しを引き出すためのスペース」が必要不可欠だというデメリットもあります。そのため、台所のスペースが非常に狭い家などの場合は、この引き出しタイプの収納が採用しにくいこともあります。
開き戸タイプ
扉式であり、それを前方部分に開いて使うタイプの収納です。
引き出し型に比べると、スペースが狭くても利用しやすいというメリットがあります。また、背の高い鍋などがある場合も引っかからずに置けるのが大きな特徴です。
引き出しタイプに比べて比較的価格が安い傾向にあること、中の収納の方法を自分好みにカスタマイズできることから、一定の人気を誇っています。
開き戸タイプの場合、「自分好みにカスタマイズできること」がメリットですが、同時にこれはデメリットにもなりえます。
上側や奥側がどうしてもデッドスペースになりやすいものですし、それを解消するためには台などを追加で購入する必要があります。「近所のホームセンターに、ぴったりの収納グッズがない……」という場合は、送料をかけてでもネット注文→配送をしてもらう必要もあるかもしれません。
また、下にあるものは、腰をかがめなければ取り出せません。
カウンター下の収納スペース、4つのタイプ~引き出しではないタイプの特徴
ここからは、引き出しではないタイプの収納について解説していきます。
引き戸タイプ
横開きの「引き戸タイプ」は、開き戸よりもさらに狭いスペースにも対応ができる収納です。スライド式であるため、前方部分にまったく余裕がなくても使うことができるので、台所のスペースを広く確保できない住宅に向いています。
また、開き戸タイプよりもさらにコストが安いことが多く、予算が厳しい場合でも選べるのが大きな特徴です。
さらに、開き戸タイプには「取っ手」がつくことになりますが、引き戸タイプの場合はこれがありません。このため、調理途中などにひっかかったり、取っ手に手垢がついたりということもありません。
ただし引き戸タイプの場合、レール部分にほこりが溜まりやすいというデメリットがあります。
また、扉が一枚に並ばず、ずれが生じます。
加えてこのタイプの場合は、奥行が狭くなる可能性も高いといえます。そのため、収納すべき物が多い人にはあまり向いていません。
オープンタイプ
扉を一切設けず、棚だけで構成された収納のタイプをいいます。
「何が入っているか」を一瞬で可視化できること、またワンステップで必要なものを取り出せることが大きな魅力です。「どこに何が入っているのかを、一目で把握したい」という人には向いています。
また、扉や引き出しの内部を整える必要がないため、同タイプのものならば、費用がもっとも抑えられるのが魅力です。
ただしオープンタイプの場合、「収納しているものが常に人目につく」というデメリットがあります。そのため、常にきちんと片付けられている人には向いているものの、整理整頓が不向きな人には向いていないというマイナス点があります。
また、扉による「遮蔽」ができないため、ほこりがたまりやすいのも欠点です。加えて、このオープンタイプの場合、奥側の物が非常に取りにくくなるため、結果的に奥側がデッドスペースとなる可能性が高いといえます。
さらに、地震が起きた際の被害が大きくなりやすいという欠点もあります。
カウンター下の収納にはさまざまなタイプがあり、そしてさまざまなメリットとデメリットがあります。
私たちは、お客様のご希望に沿うキッチンを作るべく、せみオーダーキッチンを提供しています。「こんな収納にしたい」などのご希望、ぜひお伝えください▶https://www.kitchen-depo.jp/contact/
※自社便による配送は無料です
インテリア関係・建築関係・リフォームや内装関係の記事を1000件以上手掛けてきたプロライターです。自分自身も注文住宅を一から作り上げた経験を持ち、ホームバーなども制作しました。 「住みやすい家、使いやすい家」はもちろんのこと、「すてきな家、美しい家」を作るためのお手伝いをします。
inquery
お問い合わせ
セミオーダーのキッチンデポにキッチンリフォームをお任せください!
お電話でのお問い合わせ、オンラインでのご案内、FAXでのお問い合わせ、メールでのお問い合わせに対応しています。お気軽にお問い合わせください。